麻疹ってどんな病気?

麻疹は正式名称は「ましん」ですが、日本では「はしか」として知られている麻疹ウイルス(RNAウイルス)によるウイルス感染症です。

 

麻疹ウイルスは非常に伝染力が強く、飛沫感染、接触感染の他、空気感染もします。

 

生後半年から2歳くらいの乳幼児が特にかかりやすいですが、近年では成人してから発症するケースも増加しているそうです。

 

麻疹の症状は、まず、発熱、咳、鼻水、目の充血などが起こり、38度以上の発熱が5日ほど続きます。

 

最初の発熱から3〜4日くらいに、口の中の臼歯の横あたりに、コプリック斑(白くて小さな発疹)ができるので、風邪ではなく麻疹だとわかるはずです。

 

この麻疹のカタル期と呼ばれる初期症状が終わると、一度熱が下がって発疹期に移行します。

 

熱が下がってから12〜24時間後に、全身に赤い小さな発疹が現れて再び発熱し、40度近い高熱が2〜3日ほど続くでしょう。

 

その後、熱が下がると徐々に回復していきますが、学校保健安全法施行規則により、解熱してから三日経過するまでは幼稚園や学校に行けないことになっています。

 

麻疹に感染しても、3日以内に麻疹の生ワクチンを摂取すればかなり高い確率で発症を予防できますし、6日以内にガンマグロブリン製剤を注射すれば、発症を予防、もしくは、軽減できます。

 

麻疹を一度発症してしまうと治療法がないため、対症療法しかできません。

 

予め麻疹の生ワクチンの予防接種を受けて免疫を得ておけば、基本的には生涯免疫なので、麻疹を発症することはないでしょう。

 

麻疹は発症者のおよそ30%が合併症を併発し、およそ40%が入院が必要になり、毎年数十人が亡くなっています。

 

麻疹の合併症には重篤なものが多いので、早めに予防接種を受けておきたいですね。